共創の場形成支援プログラム令和8年度合同ワークショップを開催しました

開催報告

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2026年6月16日

令和8年6月16日(火)、香川大学芸術未来研究場せとうち(高松市庵治町)において、「共創の場形成支援プログラム合同ワークショップ」を開催しました。
本ワークショップは、香川大学が推進するJST「共創の場形成支援プログラム(COI-NEXT)」において、“資源あふれる豊かな瀬戸内海の創生”を目指すための合同ワークショップであり、今回が3回目の開催となります。
当日は、水産・観光・環境・教育・行政・大学関係者など多様な分野から約40名が参加し、講演、現地視察、グループワークを通じて活発な意見交換が行われました。

冒頭では、(株)ONDO 代表取締役 谷益美様がファシリテーターとして登壇し、ワークショップの趣旨を共有しました。
続く講演では、香川大学副学長の末永慶寛から、「共創の場形成支援プログラム」について説明が行われました。瀬戸内海の藻場造成を核とした取組が紹介され、藻場がもたらす生態系機能やブルーカーボンによる二酸化炭素固定の意義、さらにはJ-クレジット制度を活用したカーボンクレジットの可能性について解説しました。
続いて、香川大学副学長の原直行から、「水産業の応援団づくり(人材育成型事業)」について説明がありました。本事業は、水産業を核とし、観光・環境・地域活動などを横断的に結びつけ、専門人材による伴走支援を行いながら地域を支える人材を育成することを目的としており、令和8年度より事業提案の募集開始をお知らせしました。


講演後には、参加者を3班に分け、調査船「カラヌス3」に乗船し、藻場造成現場の視察を実施しました。藻場造成構造物の設置海域へ向かい、水中ドローンを用いて海中の様子をリアルタイムで観察しました。
海中では、藻場造成構造物周辺に海藻が繁茂し、そこに魚が集積している様子も確認され、藻場造成構造物の海を変える力を実感いただけました。参加者からは「実際に海の中の変化を見ることで、取り組みの意義がより明確になった」といった声が聞かれ、研究と現場が結びついた学びの機会となりました。

視察と並行して、「水産業の応援団づくり」をテーマとした応援団活動のアイデア創出ワークショップを実施しました。異なる分野の参加者が混在するグループで議論を行い、水産業を支える新たな取組について多様な視点から意見を出し合いました。
その後は、複数回グループをシャッフルしながらのポスター発表、意見交換を通して、より一層のネットワーク形成と具体化に向けたアイデア創出に繋がりました。

最後に、香川大学理事・副学長の国分伸二から総括が行われました。本プロジェクトは令和7年度から10年間にわたる長期的な取組であり、「藻場を変えることで漁業が変わり、社会が変わる」ことを目指すものであると強調されました。
また、瀬戸内海の魅力を再認識し、海を好きになる人を増やしていくことの重要性が述べられ、参加者一人ひとりの取組が地域社会の変革につながることへの期待が示されました。

本ワークショップは、水産・観光・環境・教育など異なる分野が一体となって未来を描く「共創」の場の、重要な基盤と考え、継続的に開催してまいります。
また、新たな取組み「水産業の応援団づくり(人材育成型事業)事業計画募集」の展開を通じて、今回生まれたアイデアの具体化が進み、持続可能で豊かな瀬戸内海の創生に向けた取組が一層推進することも期待しております。
引き続き、関係各位のご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
ご参加・ご支援をいただいた皆様、ありがとうございました!